太陽光パネルの保証期間を比較! 出力保証と製品保証の違いとは?
「太陽光パネルの保証期間はどれくらいが一般的?」
「太陽光パネルの出力保証と製品保証の違いが知りたい」
太陽光パネルを長期間稼働する中で、故障や破損などのトラブルが起こることがあります。
自宅の屋根に住宅用太陽光発電を導入しようと考えている方の中には、太陽光パネルの保証期間がどれくらいなのか気になる方も多いでしょう。
本記事では太陽光パネルの保証期間に関して以下の内容を解説します。
太陽光パネルの出力保証とは?製品保証との違い

太陽光パネルの保証には、以下の2種類があります。
| 保証の種類 | 保証内容 |
|---|---|
| 出力保証 | 太陽光パネルが想定される出力を下回った場合の保証 |
| 製品保証 | 製品自体の故障・破損の保証 |
それぞれの保証がカバーする内容をくわしく解説します。
出力保証
出力保証とは、太陽光パネルが設計上の出力値を下回った場合に、修理や交換対応を受けられる保証です。
太陽光パネルは経年劣化により出力が徐々に低下して、本来の性能を発揮できなくなります。そのため、メーカーは使用年数ごとに保証する出力を決めているのです。
たとえば、パナソニックの太陽光パネルの出力保証の条件は以下のとおりです。
太陽電池モジュールの出力がJIS C 8918の7.1(性能)に示された公称最大出力に対して、10年で81%未満、または25年で72%未満となった場合。
引用:パナソニック|パナソニックの太陽光発電システムは業界トップクラスの保証
ただし、天候が原因で発電量が落ちることもあるため、出力低下の原因が本当に故障なのか証明しなければなりません。
出力低下の原因を明らかにするためにも、日常的な発電量データの記録や保管が重要です。
製品保証
製品保証は、太陽光パネル本体の破損や不具合に対する保証です。
万が一太陽光パネルに破損が起こった際、家電製品のメーカー保証と同様に無償で修理や交換を受けられます。
ただし保証の対象となるのは製造上の欠陥なため、以下のケースは保証対象外です。
- 台風や地震などの自然災害
- 野生動物による損傷
上記のケースで補償を受けるには、別の保険に入る必要があります。
海外メーカーの製品保証に注意
海外メーカーの製品保証期間は10~15年程度と、国内メーカーより短い傾向があります。
実際に、10年以上稼働した太陽光パネルに焦げが発生したケースがありました。
しかし、すでに保証期間を過ぎていたためメーカー交換の対象外。太陽光パネルの交換費用は全額事業者が負担しました。
近年は地球温暖化の影響で暑さが厳しく、太陽光パネルもダメージを受けやすい状況です。
トラブルを避けるためにも、太陽光パネルの購入前に保証期間が十分なのかしっかり検討しましょう。
参考:日経BP|FIT初期の太陽光パネル保証に盲点、10年で「製品保証」を終える海外メーカーも
太陽光発電ではパワコンの保証期間も確認しよう
太陽光パネルには、パワコン(パワーコンディショナー)もセットになっています。パワコンとは、太陽光パネルで発電した電力を家庭で使える電気に変換する機器です。
パワコンの寿命は太陽光パネルの寿命より短く、一般的に10~15年程度です。
一方で太陽光パネルの寿命は20年以上あるため、長く稼働する場合、少なくとも1回はパワコンを交換する必要があります。
太陽光パネルの保証制度とパワコンの保証制度は別物なので、購入時にはパワコンの保証期間も確認しましょう。
なお、パワコンや架台などを同じメーカーで揃えたり指定の施工業者を利用したりすると、発電システム全体に対する保証「システム保証」がつくケースも。
システム保証がつくとほとんどの場合、パワコンも保証の対象になります。
太陽光パネルの保証期間を比較【最長40年】
太陽光パネルの主要なメーカーの保証期間を、製品保証が長い順で表にまとめました。
| メーカー | 製品保証 | 出力保証 | システム保証 |
|---|---|---|---|
| マキシオン | 40年 | 40年 | 20年 |
| パナソニック | 25年 | 25年 | 15年 |
| シャープ | 20年 | 20年 | 15年 |
| エクソル | 15年 | 30年 | 20年 |
| Qセルズ | 15年 | 25年 | 15年 |
| カナディアンソーラー | 12年 | 30年 | 要問合せ |
| 長州産業 | 要問合せ | 25年 | 15年 |
製品保証・出力保証ともにもっとも長いのはマキシオンの太陽光パネルで、保証期間は無償で40年です。
他のメーカーでも、有償で保証期間の延長や保証内容を充実させられます。
必要な保証期間や内容が何かをよく考え、購入するメーカーを選択しましょう。
太陽光パネルの保証書がない場合はどうする?
太陽光パネルの保証書がない場合、基本的に保証は受けられません。
太陽光パネルの保証書は設置から10~20年後に必要となることが多く、保管場所を忘れやすいです。
保証書はわかりやすい場所に保管しておき、定期的に確認しましょう。
もし太陽光パネルに不具合が生じたら、保証書が見つからなくてもまずは販売店に電話で相談してみるのがおすすめです。
太陽光パネル購入の際は保証期間を確認しよう
太陽光パネルの出力保証と製品保証の違いや、メーカーごとの保証期間を比較して紹介しました。
出力保証は太陽光パネルの出力性能を保証するのに対し、製品保証は太陽光パネル自体の破損を保証します。
メーカーによって保証の期間や規定が異なるため、事前に保証期間や内容を検討してから購入しましょう。

